噛み切れないおにぎりの話
噛み切れないおにぎりの話
しっかり手で握った、
磯の香りが漂う上質な海苔で、
巻かれた黒々したおにぎり!
美味しそう!
中身は何かしら?
ヨダレを飲み込み、
大口をパカっとあけて、口の中へ!
一口目を噛み切ろうとすると…
噛み切れない???
ううう…
なぜ?
思い切り噛み切ろうとして
顎を引き上げると、
なんてことでしょう。
磯の香のする海苔でまかれたおにぎりが、
ビヨーン
とのびるではありませんか!
なぜこんなことに?
お腹が空いているのに、
なんで噛み 切れないのかしら…
もうおわかりですね!
これは悪夢(笑)
毎夜、
噛み切れない切なさから目が
覚めるのでした。
そこで、
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悪夢が何日もつづいたとき、
この夢の要因がわかったのです。
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マウスピースだったのです!
この話は7年前ほどに遡ります。
歯医者に治療にいっているときに、
私の噛みしめが強いので歯を保護
するためにマウスピースをすすめ
られたのです。
夜、寝る前に、ゴムのような触感の
マウスピースを口のなかに装着し
て眠るのです。
その初日から、噛み切れないおにぎ
り悪夢がはじまったのです。
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人間ってすごいですよね!
本能で異物が入っていることを
知らせてきたのかなと思いました。
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治療だったのですが、本能は異物と
感知して、お知ら情報を送信してき
た感覚でした。
口に入れるものは、
食事以外は本来ないですものね!
だから、黒々した美味しそうな、
おにぎりだったのです。
米を主食にしている民族だとつく
づく思いました。
身体を守る力は身体の奥底に忍んでいます。
そこを引き出していくことは、
とて も重要なポイントだと思います。
そうそう、誤解がないように言いますが、
マウスピースは良い治療方法だと思います。
ただ私には合わなかったでけですから。